2015年2月6日金曜日

サロモン マイカスタムフィット3Dとカスタムシェル

8年ぶりに再開したスキーです。
今シーズン二回目のスキーは近所の人口スキー場で新しく購入したスキーブーツ
サロモンのXPro 130を試してみることでした。
スキー専門店ではスタッフさんがかかり付きでいろいろとブーツを試させてもらい、
自分のレベルとはちょっと違うけどXPro 130を購入しました。
試し履き中も特に違和感もなく、熱成形の必要性も感じられなかったので、
出荷時状態のインナーとシェルでの初滑りです。

しかし結果はそんなに甘いものではありませんでした。
一本目のリフトに乗っている時から足がズキズキと痛みだしました。
リフトに乗っている時はバックルも締めてないのに、ブーツ全体で特に足幅を
強く締め付けられているような痛みを感じだしました。

リフトを降りてもすぐには滑れる状態ではありません。
すぐさまブーツを脱いで足を軽くマッサージしました。
なんとか痛みが和らいだので、足慣らしも兼ねて緩斜面をたらたらと滑りました。
バックルも一番緩く締めていたにもかかわらず、ベースまで降りた時点で
また足がズキズキと痛みだしました。

たまらずブーツを脱いで小休止。
その後も一本滑るごとにブーツを脱いで小休止の繰り返しで、
少しは慣れてきたとはいえ、最大でも三本連続が限界でまたすぐにブーツを脱いでました。

お店で履いていた時とは正に天と地の違いです。
なぜここまでフィーリングが違うのでしょうか?
やはりお店の暖かい室温の中での試し履きは実際のスキー場での気温とは
相当にちがうのでシェルが硬く感じるのは当たり前だし、お店の中では
若干気分が舞い上がっていたのもあるかもしれません。
僅かな違和感を高揚した気分がかき消していたかもしれません。



と言うことで、再度お店に足を運び、熱成形をすることにしました。
自分はリターンスキーヤーなんで最近のスキー事情に疎く、
カービングスキーやら熱成形のブーツやらとにかく最新と思えるものが、
最近ではごく普通に取り扱われていることにただ驚いてばかりです。

まずは何回目の熱成形か?とスタッフに聞かれました。
当然初めてなんでそう答え、当たる場所や当たらなくてグラグラする場所とか
色々聞かれてそのように答えました。
自分の場合、甲高と足幅に大きな問題を抱えているので
(ふくらはぎは脱着可能のパッドを外して即解決済み)
多くはシェルをオーブンに入れて熱成形により自分に合ったフィット感を目指します。

そういや購入時にラスト(足幅)を聞いたときに、
「こいつは最初は100、で最大106までになる」
と言われ、?ん、はあ?
最初が100で後で106?
カタログで調べてもX Pro 130のラストは100/106という書き方で、
てっきり足のサイズ以外に足幅のサイズも選べるものだと思ってましたw

そう、リターンスキーヤーは今更聞けない世間一般常識を知らないもんだから、
自分なりに色々調べましたw
要は購入時のブーツのラストは100で、熱成形で膨張して最大106まで膨れ上がる
ってことなんですよね〜。

シェルは店内奥のオーブンに入れられているようで、どうなっているのかは分かりません。
インナーのほうは店内に設置してある温め機?でブオォォーンって轟音ならして温めています。
暖かいかどうかインナーを触ってみました。ほのかに暖かいです。
ちなみに後から来たお客さんも熱成形依頼で後で同じようにブオォォーンってやってるとき、やっぱりインナー触ってましたw
なんか触りたくなるんでしょうね〜w

約20分で店員さんから奥から暖まったシェルを持ってきてくれて、インナーを装着し
足を入れてバックルを締め上げてくれました。
シェルもインナーもとても暖かいので
(バックル等金具部分は熱いから気をつけるようにと履く時に店員さんに言われました)
履きやすいです。
そしてなんか今までより数倍デカくなったような気がします。
確かに熱で膨張してるのでそう感じるようですが、ここから店員がバックルを
締めるのですが、いつもよりももう一段くらいキツめに締めていくような感じです。

で、その後は直立不動で10分くらい専用のマットの上でじっとしているように
言われてその通りにしてました。
シェルはまだまだ熱を持っているようです。
最終段階では椅子に腰掛けてブーツ全体をアイスパックで冷却します。
この段階を経て、シェルもインナーも自分の形にフィットしています。

ちなみに後から来た同じくインナーを触ってたお客さんは今回が2回目の熱成形だそうで
一回目だけでは満足いかず、さらに足幅を広げたいとの要望を出してました。
その場合は、素足に広げたい部分にパッドを付けてスキーソックスを履き、
そして熱成形をするようです。
パッドも色々部位や厚みや種類があるようで、状況によって使い分けるようです。

今回 熱成形したわけですが、これでも足幅が痛かったらどうしよう?と思ってましたが
となりのお客さんを見ていてまだまだ改良は出来るようだし、
店員さん自身も7回も熱成形してようやく納得のいく形になったと言っていることから、
今後も安心して履き続けていけると思ってます。

来週は熱成形したブーツで滑りにいくと思います。
これでもまだ納得いかなかったら、熱成形 続編をアップします。

2 件のコメント:

  1. みなみじいさん2017年12月3日 0:54

    勉強になりました。自分は腰の手術からの数年振りの復帰、以前のサロモンブーツは表の倉庫でシェルの中敷きが粉々になっていました。
    今回はXプロ110をネットで購入を考えているのですが…… 自宅でインナーの形成が可能なのか? ちょっと心配しています。

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  2. コメントありがとう御座います。
    ご自宅での形成は難しいと思います。
    ショップですと無料で足型にあわせてパットを
    つけて温めて形成していくので、おすすめです。

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