2010年7月19日月曜日

ベアベルとベアスプレーの有効性

左がベアスプレーで右がベアベルです。
熊が生息するところでキャンプやハイキングをする場合、
ベアスプレーを必ず携帯していくようにしています。

ベアスプレーはいろんなメーカーから発売されていて、どれもみな
同じような性能で同じような価格ですが、比較的高価なスプレーは
内容量よりもトリガーの形状などから熊を狙いやすいように
作られているものもあります。
(ちなみにボクのは安物の狙いにくいタイプw)

当然のことですがベアスプレーは、運悪く熊に遭遇した時に使うものです。
メーカーによって違いますが有効射程距離はだいたい7~10mくらいです。
そこまで近づいてきた場合(かなり怖いです)
そして熊がやる気満々のとき(襲ってくるのがわかるとき)
ベアスプレーを噴射しますが、安全ロックがついているので、
それを外すのに手間取ったりするので(こちらも動揺しているから)
家で何回か練習したほうがいいです。

それと熊を25mくらいの距離で発見したら、速やかにベアスプレーの
噴射の用意をします(写真とか撮ってらダメです↑?)
で、あまり目を合わさないで ゆっくりと遠ざかっていきましょう。 
だいたいの場合は向こうから勝手に逃げていきます。
それでも向かってきて10m以内に入ってきたら、
あとは天に任せて噴射するのみです。

一番いいのは熊に出会わないことです。
ベアスプレーは熊に遭遇してから使うものですが、
ベアベルは「ここに人がいますよ」と 合図をするものとして
有効的だと言われてきました。
近年になって ベアベルは
持ってるとかなりヤバイことになるといわれています。
「チリンチリンッ」の音を聞いて熊は付いて来るそうです。
熊だけならまだいいけど(良くないけど)
他の肉食獣(クーガーやオオカミ)なんかも寄って来る可能性が
あるそうです。

ベアベルのあのベルの甲高い音は、森に住むリスなどの小動物の
発する鳴き声に周波数が近いそうで、それを獲物として
狙ってくる獣がいるそうです。
小動物だと思って寄ってくるからには そいつはかなり腹を
空かしているということですね(怖

ロッキーに住むブラックベアーもグリズリーも90%以上は
植物性のものを食料としています。
だからよっぽどのことがない限り、熊は人を襲わないはずです。

ベアベルよりも効果的なのはやはり単独では行動せずに複数で
行動して、しゃべりながら歩くのが一番だそうです。
ベアベルと違い人の声は人という熊にとっては脅威の生物の存在を
アピールすることです。
熊は人という生き物をすぐにスプレーかける意地悪なやつだと思い
嫌っているのでw


2010年7月13日火曜日

ウォータートンレイク国立公園でキャンプ

久しぶりのキャンプです。しかも恒例(?)のソロキャンプではなく
ファミリーキャンプです。
選んだ場所はウォータートンレイク国立公園です。

公園内には数箇所キャンプサイトがあり、そのうちのひとつの
Crandell Campsiteを選びました。

いつもはソロでシーズンオフにばかりキャンプしていたり、
かなりマイナーな場所でしかキャンプしないので
こんな国立公園でしかもいっぱい人がいるところは初めてです。
設営時から雷雨で、最悪のスタートとなりました。
ソロと違い寝袋やテントや調理器具やら相当数揃えなければならなくて
事前準備の時点で疲れてしまう有様でした。

やっぱり国立公園はアンサービス(シャワーや電源なし)でも
高いです。
一泊21ドルにファイヤーパーミットが8ドル80セント取られて
30ドルちょっとしました。
通常は国立公園では、公園入園料も取られます。
ファミリーで一日20ドルも取られます(怒

私は年間パスを購入しているので(100ドルちょっと)、
今回は無料で入園しましたが、キャンプ泊の場合は二日にかけて
公園内に滞在するので40ドル払うことになります。

こんなことを2~3回やればすぐに元を取ります。
(この前のヒーリーパスも国立公園内ですし・・・)

国立公園内は動物だらけで、ご飯の用意をしているときも鹿が堂々と
サイトを横切っていきます。
鹿くらいならいいのですが、熊も出没する可能性があるので
食べ物はすべてシェルターか車に保管して テント内および
テーブルのあたりとかに食べ物を置いて就寝するのは禁止されてます。
朝方、お隣のサイト内に堂々と入ってきたオスの鹿です。
ファイヤーピットの中をごぞごぞしていました。
炭でもたべてるのでしょうか?

初日はあいにくの天気で、ウォータートンレイクのクルーズも寒かったりと
散々でしたが、翌日はきれいに晴れ渡り、キャンプサイトを出たところから
 Mt.Blakistonがきれいに見えました。
ここからすぐのところにRed Rock Canyonがあるのですが、
残念ながら駐車場の工事で進入禁止になっていました(残念)

久々のキャンプはトラブル続出で いろいろ問題がありましたが
そんな問題よりも都会の喧騒を離れて過ごした時間は
いつもよりもゆっくりと時が流れたようでした。



2010年7月3日土曜日

グレイシャーリリーが咲き誇るヒーリーパスのハイキング

 あいにくの空模様でしたがヒーリーパスに行ってきました。
満開より少し手前でしたが、お目当ての
 グレイシャーリリーがたくさん咲いていました。
こちらはアネモネの種類です。
ほかにクロッカスに似たアネモネもたくさん咲いていました。
ヒーリーパスへの道は二通りあって、サンシャインスキー場の駐車場脇から
続くヒーリークリークトレイルで延々上り坂を登っていくルートと 
シャトルバス(写真上)でサンシャインビレッジまで送迎してもらい
そこからヒーリーパスを目指すルートとあります。

今回は片道のシャトル代を払って ビレッジまで送迎してもらいました。
帰りはヒーリークリークトレイル(ずっと下り坂)で駐車場まで戻ります。
 ビレッジからの道のりは雪道が多く、大変でした。
残雪がトレイルを塞いで途中で方向が分からなくなりそうで、
さらにひとりなのでちょっと不安でした。
トレイルは誰もいないし、熊が出るそうだし・・・。
しかしこのようなサインがあるのでサインに従い歩いていくと
迷うことはないと思います。

健脚派は駐車場から続くトレイルでヒーリーパスを目指すのがいいですが
標高差655mです。
それよりお金払ってビレッジからスタートするほうは
標高差360mで、楽といえば楽です。

歩く距離はどちらも同じですが、全行程で休憩やその他含めて
8時間くらいかかります。
シャトルサービスのホームページはサンシャインメドウのための
サービスですが、多くのハイカーやキャンパーもビレッジを起点として
利用しています。
料金も往復で26ドルですが、片道でも購入できて15ドルでした。

どちらにしても長くて疲れるwハイキングですが、7月の上旬までは
あたり一面に咲き誇るグレイシャーリリーと眼下に見下ろす風景は壮観です。