2015年2月20日金曜日

鉢のデカいニッポン人でもなんとかなる Giro ヘルメット

高校生の頃はじめてスキーを体験し、そのまま大学に進んだ頃、
映画「私をスキーに連れてって」とともに空前のスキーブームが勃発し、
学生時代から社会人になってもずっとスキーに夢中でした。
所謂?自分は私をスキーに連れてって世代です。

オッサンになってまたスキーを再会する人が若干いるそうです。
多くは私をスキーに〜世代らしいですw

あの頃はトヨタのセリカの4駆(4WDのこと)GT-Fourが欲しくて、
でも買えなくて(友達はFFセリカだったかな?)・・・、
しょうがないから三上のカローラIIでいいかと思ったけど、それも買えなくて、
スタレーットにスタッドレス履いて気分出してました(う〜ん、遠い目w)

あの頃は若かったら意味無く、
「凍ってるね」
とか、
「スタッドレス履いてきたのになぁ〜」
とか、ほざいてました(チョー恥ずかしいぞ〜)
あと、ビールも飲んで
「この一杯の・・・・・」
やめた!

さて、時代も変わりスキー場は一変し、細い板はほとんど見かけないし、
紐ビンディングなんかも絶滅種だと思うし、
ガンダムの足みたいなパンツ履いてる人も一切見かけないですね。
あととっくりセーター(タートルネック)も定番だったけどな〜。
今はみんな上手く着こなして、オシャレになったもんだ。

板の進化とともにこの数年で大きく変わったのがスキーヤーのヘルメット着用率
ではないでしょうか?(ん?浦島太郎なんで随分と前からなのかな?)
スノーボーダーは早くからヘルメットを着用していたようですが、
10年くらい前からでは(北米では)スキーであっても主に子供に着用を
義務づけられているくらいだったような気がします。
ウィンタースポーツに限らず、子供は自転車に乗るときも着用義務がありますし、
大人であってもヘルメット着用はごく普通の光景です。

つうことで、スキー再開に伴い、ヘルメットを購入しました。
ちなみに今年初めてスキーに行ったとき、ヘルメットしてない人の率は
多分1割くらいだったと思います。
やっぱりこれが世間一般常識なら、それに従うしかありません。
 購入したのは日本でも比較的人気のあるGiroのヘルメットです。
その中でも最軽量のエディットを買いました。
高いっす。
けど、頭を守る道具なんでここはやっぱりケチっちゃいけない部分です。
Giroの人気の一つにNine.10がアジアンフィットを出している点ではないでしょうか?

自分は過去に北米でアイスホッケーもしてたし、ロードレーサーにも乗ってたし、
いろんなシーンでヘルメットを着用してきましたが、日本人に合うヘルメットって
なかったです。
青い眼をした金髪の北米の人たちはとにかくシュッとした顔立ちで身長が190cmも
あるくせにヘルメットのサイズはMだったりする人が多いです。
日本人は欧米人と比べると鉢の横幅が広く、どうしてもオーバーサイズ的なものを
購入しなければなりません。
GiroもNine.10のアジアンフィットが良いのですが、私の住む北米では普通の
Nine.10しかないし、欧米人向けのラインナップしかありません。

結局その中で選ぶしかないのですが、ヘルメット選びはスキーブーツと同じく、
スキー滑走中は常に身体と接触しているギアなので不快感はよろしくないです。

お店でいろんなヘルメットを着用してはサイズを見たり、値段を見たりして
品定めしてました。
結局値段を見ちゃダメですね。
「おっ、高っ!やっぱりこっちにしよ」
ってのはすでに妥協のはじまりです。

ブランド、グレード、値段に左右されずに目を閉じて(心の目を開いて?)
如何に自分にフィットしたヘルメットを選ぶかが問題です。

Giro Editはお値段もかなりなもんですが、最軽量の軽さで快適性は抜群です。
ずっと着用してられる感覚がこの内側の内装パッドが頭部との接触を心地よくしてくれ
(ホッケーヘルメットのようなシェルのゴツゴツ感がない)
あご部分のストラップもパッドがいい感じです。
安さに釣られて1万円以下の手頃なものでは内側のパッドがただのウレタンだけだったり
あご部分のストラップもパッドの無いものだったりして、
最終的には後悔するかもしれません。
そんなに頻繁に買い替えるものではないし、やはり着心地を最優先すべきですね。
たしかに軽いのですが後部のゴーグルストラップがゴム紐で、
耐久性はどうかな?って感じです。


EditにはGopro専用アタッチメントも付属しているし、Goproユーザーなんで
(本当はSeamのほうが若干安くてそれでも良かったのですが・・・)
勢いでEditを買ってしまいました(やっぱりグレードに左右されてるような?)
ゴーグルを着用してヘルメットに引っ掛けたときはGoproがすこし干渉して
気になるところですが、問題になるほどのことではありません。

日本人ならアジアンフィットがおすすめですが、そうでなくてもGiroのヘルメットは
ほとんどのモデルで比較的良好なフィット感がありました。
横幅にサイズを合わせても後頭部のアジャスターで調節すればジャストなフィット感を
得られます。

最近スキーを再開して、それに伴いスキーブーツを新調したり、ヘルメットを
購入したりといろいろと散財してますが、ひとつ言えることは、
道具は毎年進化していて、いやな思い出や印象もあった十数年前と比べると
全ての面で確実にそれらを払拭してくれるギアが出回っていることです。

2015年2月15日日曜日

サロモン マイカスタムフィット3D 熱成形後初滑り

前回ブーツの痛みに耐えかねてショップに持ち込んで熱成形してもらった
サロモンのX Pro 130です。
スキーに行けない日が続いていたのでもっぱら家の中で履いて感触?を
味わっていました。
熱成形によって、とにかくずっと履いてられる感覚です。
でも実際滑ってみると違ったりするのでその日がくるまではちょっと心配でした。
そして今回Sunshine Villageで試すことが出来ました。
結果から言うと、完璧です。
マイカスタムフィット3Dって謳ってるとおり、完璧に自分の足型にフィットしてます。
フレックスが130って、自分のレベルではありえないんだと思うのですが、
フィット感が抜群で長年自分の本当の靴のサイズより大きなブーツばかり履いてきたので
動きのレスポンスが俊敏で使いやすいのが実感できました。

スキーを再開してまだ数回しか滑ってない上に技術もそんなに語れるほどのもんじゃないのでえらそうなことは言えませんが、このブーツのおかげでスキーが楽しくなりました。

ということで前々回よりつづいたスキーブーツ選びは今回の実滑りによって完結です。
あとは自分自身がもっと上手くなるように努力するだけですねw

2015年2月6日金曜日

サロモン マイカスタムフィット3Dとカスタムシェル

8年ぶりに再開したスキーです。
今シーズン二回目のスキーは近所の人口スキー場で新しく購入したスキーブーツ
サロモンのXPro 130を試してみることでした。
スキー専門店ではスタッフさんがかかり付きでいろいろとブーツを試させてもらい、
自分のレベルとはちょっと違うけどXPro 130を購入しました。
試し履き中も特に違和感もなく、熱成形の必要性も感じられなかったので、
出荷時状態のインナーとシェルでの初滑りです。

しかし結果はそんなに甘いものではありませんでした。
一本目のリフトに乗っている時から足がズキズキと痛みだしました。
リフトに乗っている時はバックルも締めてないのに、ブーツ全体で特に足幅を
強く締め付けられているような痛みを感じだしました。

リフトを降りてもすぐには滑れる状態ではありません。
すぐさまブーツを脱いで足を軽くマッサージしました。
なんとか痛みが和らいだので、足慣らしも兼ねて緩斜面をたらたらと滑りました。
バックルも一番緩く締めていたにもかかわらず、ベースまで降りた時点で
また足がズキズキと痛みだしました。

たまらずブーツを脱いで小休止。
その後も一本滑るごとにブーツを脱いで小休止の繰り返しで、
少しは慣れてきたとはいえ、最大でも三本連続が限界でまたすぐにブーツを脱いでました。

お店で履いていた時とは正に天と地の違いです。
なぜここまでフィーリングが違うのでしょうか?
やはりお店の暖かい室温の中での試し履きは実際のスキー場での気温とは
相当にちがうのでシェルが硬く感じるのは当たり前だし、お店の中では
若干気分が舞い上がっていたのもあるかもしれません。
僅かな違和感を高揚した気分がかき消していたかもしれません。



と言うことで、再度お店に足を運び、熱成形をすることにしました。
自分はリターンスキーヤーなんで最近のスキー事情に疎く、
カービングスキーやら熱成形のブーツやらとにかく最新と思えるものが、
最近ではごく普通に取り扱われていることにただ驚いてばかりです。

まずは何回目の熱成形か?とスタッフに聞かれました。
当然初めてなんでそう答え、当たる場所や当たらなくてグラグラする場所とか
色々聞かれてそのように答えました。
自分の場合、甲高と足幅に大きな問題を抱えているので
(ふくらはぎは脱着可能のパッドを外して即解決済み)
多くはシェルをオーブンに入れて熱成形により自分に合ったフィット感を目指します。

そういや購入時にラスト(足幅)を聞いたときに、
「こいつは最初は100、で最大106までになる」
と言われ、?ん、はあ?
最初が100で後で106?
カタログで調べてもX Pro 130のラストは100/106という書き方で、
てっきり足のサイズ以外に足幅のサイズも選べるものだと思ってましたw

そう、リターンスキーヤーは今更聞けない世間一般常識を知らないもんだから、
自分なりに色々調べましたw
要は購入時のブーツのラストは100で、熱成形で膨張して最大106まで膨れ上がる
ってことなんですよね〜。

シェルは店内奥のオーブンに入れられているようで、どうなっているのかは分かりません。
インナーのほうは店内に設置してある温め機?でブオォォーンって轟音ならして温めています。
暖かいかどうかインナーを触ってみました。ほのかに暖かいです。
ちなみに後から来たお客さんも熱成形依頼で後で同じようにブオォォーンってやってるとき、やっぱりインナー触ってましたw
なんか触りたくなるんでしょうね〜w

約20分で店員さんから奥から暖まったシェルを持ってきてくれて、インナーを装着し
足を入れてバックルを締め上げてくれました。
シェルもインナーもとても暖かいので
(バックル等金具部分は熱いから気をつけるようにと履く時に店員さんに言われました)
履きやすいです。
そしてなんか今までより数倍デカくなったような気がします。
確かに熱で膨張してるのでそう感じるようですが、ここから店員がバックルを
締めるのですが、いつもよりももう一段くらいキツめに締めていくような感じです。

で、その後は直立不動で10分くらい専用のマットの上でじっとしているように
言われてその通りにしてました。
シェルはまだまだ熱を持っているようです。
最終段階では椅子に腰掛けてブーツ全体をアイスパックで冷却します。
この段階を経て、シェルもインナーも自分の形にフィットしています。

ちなみに後から来た同じくインナーを触ってたお客さんは今回が2回目の熱成形だそうで
一回目だけでは満足いかず、さらに足幅を広げたいとの要望を出してました。
その場合は、素足に広げたい部分にパッドを付けてスキーソックスを履き、
そして熱成形をするようです。
パッドも色々部位や厚みや種類があるようで、状況によって使い分けるようです。

今回 熱成形したわけですが、これでも足幅が痛かったらどうしよう?と思ってましたが
となりのお客さんを見ていてまだまだ改良は出来るようだし、
店員さん自身も7回も熱成形してようやく納得のいく形になったと言っていることから、
今後も安心して履き続けていけると思ってます。

来週は熱成形したブーツで滑りにいくと思います。
これでもまだ納得いかなかったら、熱成形 続編をアップします。